9度目の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(所感前編)
数えてみたら9回目だった・・・全日本マウンテンサイクリングin乗鞍・・・行ってきました。
過去のデータを遡ってみる。乗鞍1年目はロード自転車始めて約10ヶ月目のとき。
1年目 2008年 1時間10分02秒
2年目 2009年 1時間08分00秒
3年目 2010年 1時間04分50秒
4年目 2011年 1時間00分22秒 ← あと22秒!
5年目 2012年 1時間00分17秒 ← あと17秒!
6年目 2013年 悪天候(ショート)
7年目 2014年 悪天候(ショート)
8年目 2015年 超悪天候(ショート・DNS)
9年目 2016年 1時間19分15秒
1年目登った時に絶対に10分縮めて1時間を切ってやる!と思い立って早、9回目を迎えちゃったのですね(苦笑)
年々タイムを縮め2011年はあと22秒、2012年はあと17秒だったわけです。
そこからは、3年間ショートコース。
パフォーマンス的にはその3年間もパフォーマンス的に1時間を切るようなものではなく、
また私生活もホントいろいろとありましたが・・・・
そのパフォーマンスが上がり切らない自分に、
「1時間を切る切る詐欺」
のようで、自分でも自分がうんざりしてしまうのですが、でも、今もなおっきの心の中は
「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍で1時間を切ってやるんだ!」
という気持ちで溢れかえっています。何度、失敗したってやり続ければ必ずチャンスは来る!
いいんです。馬鹿なんです!このモチベーションはどこから来るんだ!という話はめちゃんこ長くなるので割愛w。
ということで、今年は6月末まではホントに絶好調でした!
2016年のデータ的にはこんな感じ・・・
2月 FTP 240w 4.45w/kg 20分TT 253w 4.68w/kg
5月 FTP 246w 4.56w/kg 20分TT 259w 4.79w/kg
6月頭 FTP 251w 4.65w/kg 20分TT 264w 4.89w/kg
6月終 FTP 259w 4.79w/kg 20分TT 274w 5.07w/kg
よしこのままコツコツ後2ヶ月積み上げてやる!
と、意気込んでいたのであります
が、しかし・・・
(ここから言い訳オンパレードで嫌になるけど・・・メモとして残しておく)
まずは仕事・・・。7月よりほぼ帰るのは午前様となりました。
去年の11月12月ごろから始まっていたプロジェクトが8月初頭に終焉を迎える1ヶ月前ということで追い込み。
練習は朝ヤビツ定点観測。つまり起床は4時半の5時出発。つまり7月は睡眠時間は4時間弱・・・。
これが約1ヶ月続き、常に眠い。朝の通勤の車で50分掛かるのだけど眠くて15分おきに車を止めて3分寝るということがしばしば。
なおっき的には夜の流しのローラーは次の日の朝掛けるためにはとても大切だと考えているのだけど、それが全く出来ない状態。
そして・・・
7月末頃から喘息が徐々にひどくなる。
でも、7月30日31日と乗鞍合宿。喘息と闘いながら必死に登る・・・。
今考えるとこれが決定的に喘息を酷しくた・・・。馬鹿だった。
だって〜〜〜〜〜、せっかくの乗鞍合宿じゃん!
もうこの頃は喘息の発作止の吸入をかなりの回数使っていた。
そして・・・
8月3日にほぼメインのプロジェクトが終了・・・。
直後あたりではもう、喘息は酷いし身体がふらふらする・・・。
薬がなくなってきたので、発作止の吸入と発作予防の吸入をもらいに病院へ。
そこで、発作止の吸入の副作用が発覚。なんと、血圧が170超え!
ありえねぇ〜〜〜。
駄目だちゃんとなんとかしないと!
ということで本気で休む。(が、もうほぼ手遅れ・・・)
2週間ちょっと殆ど乗らず・・・というか乗れず・・・。
そして乗鞍2週間前くらいから乗り始めて取り戻そうとする。
乗鞍1週間前の8/22 ヤビツでの自己テスト・・・。
10分4.85w/kg
あかん。これでは1時間は切れない・・・。
そこからは目標を
「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍で1時間を切ってやるんだ!」
が絶対不可能となったので、プチ目標を宣言しました。
「ヤビツ名古木からのタイム34分を切る!」
と頭を切替えた次第です。
いろいろな条件が噛み合って、乗鞍当日に最高のパフォーマンスに持っていくのは
今回本当に難しいことなんだと思い知らされました。
考えてみると2011年2012年あと数十秒というときの2年間の生活を思い出すと愛知県の瀬戸で、
毎日自転車通勤片道20kmそして、それとは別に毎朝700mの三国山平均斜度9%くらいの上り詰めて、雨沢峠も好き放題登り、月間1500km以上 10万メートルは登ってたと思う。
またお仕事は必ず18時には終了。20kmを帰るんだけど、途中好きな山に立ち寄っては登っていたかな。
そんなに生活だった。ようは何も考えず好き放題自転車に乗りまくれたわけだ。
そこまで走れると、微妙な条件も何もなく、時間を抽出するとか睡眠を削るとかそんなこと全然気にする必要もなかったわけだ。
今は走る時間を作るためにホントに色々と苦労するし、そもそも、自転車に割り当てられる絶対的な時間がホントに少ないんだな。
だから、短時間高強度となるわけで、そうなると何がおかしくなるかというと、エコノミーが悪くなる。
つまりフォームが力む。
力を入れなくてもパワーが出ていたあの頃とは違い、力を込めないとパワーが出ない。
たくさん乗り込むと身体が自然に最も楽でエネルギーを使わないでパワーが湧いてくるフォームを見つけてくれるんだと思う。
つまりエコノミーな状態。
だけど短時間高強度を意識した、この4年間で、エコノミーのない、無駄な力みだらけの力を込めることに注力したフォームに生まれ変わってしまったのだと思う。
そういう意味ではロングで疲労困憊している状態で乗っている時間がそういうエコノミーを創りだすのかなとか思ったりする。
そのエコノミーなフォームが出来上がってからの短時間高強度をすれば最適化されたフォームで力みなくパワーが出るということだと思うんだよね。
・・・って、かなり話が脱線した気がする・・・
変に長くなってしまったので続きは後編へ!
箱根ヒルクライム2016 9度目の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(後編)